モータースポーツ初心者の方へ、ジムカーナを始めよう!



というわけでWEB担当渡辺の独断と偏見によるこれから3トライにでも参加してみようという方への案内です。


そこそこに心得のある方から「ジムカーナをやらないか」と誘われる事もあるでしょう。

というわけで必要なものやらこれはNGといった内容をこちらに明記していこうと思います。


ジムカーナとは?

パイロン等を用いてミニコースやカートコース、駐車場などに規定のコースを定め、完熟歩行を行い記憶して

そのコースを1台ずつ原則2本(わがにっかわでは3トライできます)を走行しベストタイムで競う競技です。

パイロンに触ったりコース外へ脱輪するとその都度+5秒加算され、ミスコースはそのトライが失格になります。


↑↓完熟歩行の様子。



コース内でのポストから上がる旗については

国旗:スタート  :コースクリア(ミスっていないよ!)



:パイロン触ったり倒したり脱輪したよ!



:ミスコースだから走行をやめてコースから出てください:危険な状況だから大至急その場で停車せよ



チェッカー:無事完走おめでとう その程度と覚えていてください。



宮城・福島3トライジムカーナに関しては大雑把にクラス分けされていて以下の通りです。


オープンNクラス



1:B級ライセンス以上の保持者

2:基本的に車両に関しては制限・区分けなし

(軽だろうが無差別級4WDターボだろうがスーパーカーだろうがノーマルでも改造車でも一緒ということ)

3:Sクラスを便宜上省いたのでタイヤはSタイヤでもストリートラジアルでも可能。

スリックタイヤとかいう奥の手は禁止ですがランフラットやスタッドレスやラリー、ダート用はOK。

車両の制作については後述します。


クローズドクラス


初心者の方はまずこちらから参加になります。ライセンスも要りません。

Sタイヤでもかまいません。

出走証明取れればライセンス取得にも結び付きます。

こちらも車両制作については後述。


クローズドATクラス



オートマチック車の類、セミATやCVTなどAT限定で乗れるクルマのためのクラスです。

基本無差別級ですので軽でもレ○サスでもベ○ツでも一緒です。

もちろんSタイヤ履いてもいいですがやっぱりスリックはだめですヨ。


必要なものについて

まず必要なもの、健康な体(笑)、そして健康な車ですね!

当日は寝不足や二日酔いとかにならないように気をつけましょう。


当日必要になるものですが

1:ビニールテープ

エンジンルーム内のテーピングやゼッケン貼り付けに使います。ハサミもセットで持って行きましょう。

ゼッケン限定ですがテープの糊残りが気になる人はマスキングテープや養生テープがお勧めです。

最近は雑貨屋さんでカラフルなマスキングテープが出ていますので彩ってみるのも良いでしょう(笑)



2:ヘルメット

FIA公認が推奨品ですが検査マーク的なのが貼られたものであれば2輪用でもOK。

ハーフメットや土建用等は激しくNGです(笑)


基本的にはその辺で安価に買えるこんなのでもOKです。

原則JIS規格やSNELL規格を満たしているようなものを選んでください。詳細は検索してみると良いでしょう。

オープンカーで参加する場合はフルフェイスタイプに限定されますのでご注意を。

製造後10年以上たった古いものもNGです。オークション等で怪しい中古品買うのは絶対にやめましょう。


ちなみに私はこれ、AraiのGP-J3です。同じアライの中でもフルフェイスタイプよりすこーしだけ安いのでお勧め品。

ちなみに4輪専用なので2輪では使えませんオープンカーでも使えません。カートは・・・どうなんでしょうね?


クラスがJAF戦以上の場合はルールブックを熟読の上、選んでください。

キズなどでハネられる場合がありますので、保管と運搬は丁寧に。

購入の際、サイズの測り方は頭の額と後頭部の一番出っ張っている部分をメジャーで通すように計測します。

参考までに私は59cmなのでLサイズでした。


3:グローブ

しっかりとしたレーシンググローブを購入して下さい。

↓のJURAN等、安いレーシングタイプでもメカニクスグローブでも割と大丈夫。


白手袋とかゴム手袋とか軍手とか皮手とかはダメですよ。指出しグローブは問題外です、うぃっしゅ!

ダート屋さんにはよくいらっしゃったのですが破れたりしているものは論外です。


4:服装

推奨は当然FIA公認のレーシングスーツです(高いけど)

ですが、つなぎでもOKですし長そで長ズボンであって、運転に適した靴であればOK。裸足はいけません。

NG:サンダル・ハイヒール・ブーツ・スリッパ・長靴・素足等。

基本的に難燃性なほど理想的になります。

万が一を考えると化繊のみでできた高温で溶解するような素材は避けましょう。つまらない火災でも大火傷します。

パーカ等にある紐等の装飾も無い方が安全だと思います。


私の場合はOMPのFirstSです。


5:その他あると便利なもの

クリップ式バインダーがあると重宝します。完熟歩行の際にコース図が飛ばされにくく、書き込むのにも楽になります。

私の場合↓の無印良品で買った縦型を使っていますが使いやすさでは横型に分があると思います。


更に手持ちでストップウォッチがあると区間タイムが出せたりします。


車両製作について

基本的にJAF車両規則に則ってという形にはなりますが3トライの場合割と格付けは無制限です。

ですが、以下の場合は大抵NGになっちゃいますのでご注意ください!

大抵はナンバー付き車両が車検通る範囲ってことでOKなのです

タイヤについてはスリックタイヤ・応急用テンパータイヤ、スパイクタイヤ、銘柄の刻印等が無いタイヤ等は使えません

スチールホイールの場合、はめ込みのホイールキャップは外して下さい。


ロードスターやMR−S等のオープンボディでハードトップなし状態でロールバーが無い車両

ひっくり返ったら即死です。4点以上のロールバーやハードトップを装着して下さい。

2点式のファッションロールバーではダメです。モゲます。

基本的にオープンボディでなくともロールケージ類の装着は推奨となっております。

上記しましたがオープンボディの場合はフルフェイスヘルメットのみOKとなります。


過度のローダウン

9cmも無いような最低地上高は車検も通らないはずなのでやめましょう。脱輪や部品の脱落が多く危険です。

GDBインプなどもちょっと下げただけでインナーフェンダー擦って落下とかよくあることです。

逆にハイリフトも横転するから遠慮して下さい(笑)。

カットした純正スプリングは厳禁ですよ。せめてダウンサス程度に。


はみ出しタイヤとか鬼キャンバー

ドリ車でやりがちですが言うまでもなくアウト。キャンバー角は程々に。

リムヅラも限界に挑戦するのはご遠慮ください(笑)


車幅以上のウイングとか族仕様とか過度のエアロパーツ

有り余る幅のGTウイングとか積んでるのはNG。走行前に外して下さい。

エアロは取り付け強度もある程度保っていてください。テープ止めやタイラップ止めはグレーです。

車格に合わせてあるやつはセーフ。


PCDチェンジャーやワイドトレッドスペーサー

強度不足っていうか基本的に競技会に付けてきちゃダメ。街乗りだけヨー。

競技専用部品なんていうけど見せ合いっこ的な競技だけにしてください。


乗車定員未満

軽量化といってもリアシート外しは車検通らないからNGですが、

乗車定員変更してある車両、つまりSAとかSC車両のようなもの作っているならOK。


保安部品の不備

自走で会場に来てウインカーやライト類が点かないっていうクルマ乗ってる人は問題外でしょう。


何でもかんでもフルカーボンのパーツ

オープンクラスの場合JAFの規則上ほとんどダメですな。基本コネのある金持ちしかできない芸当ですが。

ボンネットやウイング等、タワーバーとかその辺はOK。

ブレーキなど駆動の絡む部品です。


取り外せるクイックリリース式のハンドル

TAXIの映画でよく見るアレです。万が一外れると大変なことになるのでNGです。


屋外用スピーカーやキャリア、ボックスなど屋根の上に乗っけるもの等固定の甘いもの

横Gや衝撃でモゲてしまうようなものや外れる代物は外しておきましょう。


要注意項目:4点ベルト関連

安全上推奨される4点式以上のシートベルトですが

JAF地区戦以上はFIA公認の3インチベルトを装着して下さい。


クスコ製の3インチベルトだとこんな感じですね。

クローズド競技会なら2インチでもかまいませんが基本的に自己責任です。

10年以上たった古いものもやはりNGです。

ベルトの取り付け部分は強度の確実なアイボルトを使用のこと。

シートレールに共締めしたものは厳禁です。L字ステーなどの金具も厳禁です。

(NEMOTOの代表に見つかるとこっぴどく叱られます(実話))

(シートレールへの共締めは万が一の際ボルト部分に想定以上の応力が掛かるため破損して重大な事故を招く危険性があります)

ボディセンタートンネル部に穴を開けた上で当て板などの補強金具を咬ませて確実に施工して下さい。

2シーター車両等は難易度が急増しますので本職に依頼してください。

リアシートの各ベルト取り付け穴へアイボルトを使用するのはOKですがボルトの長さが十分にあるように。


大音量や直管マフラーあたりはモラルの問題ということで。

自走で来場する車両でなければツッコミません。

電気自動車等でもなければマフラーのついていない車両持ってくるおバカさんはいないと思いますが

JAF地区戦ではクラスによっては排ガス試験もあるそうです。


スリックタイヤや銘柄の入っていないようなメーカーテストタイヤの横流し品

普通の人では手に入りませんし判断し難い代物なのでおやめ下さい。


応急タイヤ装着状態

速やかに交換、整備を受けてきてください(笑)

他のタイヤも過度の磨耗などやサイドウォールのダメージが無いことを確認してください。


フルスモークや全面マジックミラーの窓

この辺も車検通らないのはダメ。フラッグも見えませんので。


夢の国のネズミの類な痛車

これは自主制作しちゃダメ絶対(笑)。公式グッズ並べる程度にしてください。守ろう著作権。

参加された場合写真をレポートへアップすることもできません!


R18な痛車

猥褻物陳列罪ですね(汗


街宣車・霊柩車・リムジン等明らかに外見上問題があり用途が異なるもの・ボンドカー類(武装乗用車)

あるいは車両サイズやエンジンのヤバいドラッグレース専用車両・3輪バイク(トライク)

そんな車で参加するのはやめておきましょう。持ち込むのは商用バン・ワゴン・軽トラ程度までで。


以上、常識の範疇で楽しいジムカーナを始めよう!


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